過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)は自律神経の乱れが原因

便秘が続いたかと思ったら、下痢がはじまる。慢性的な下痢に悩んでいる。そんな人は過敏性腸症候群かもしれません。これは弛緩性便秘とは逆で、大腸の煽動運動が強すぎて腸が痙攣をおこしてしまうことが原因です。腸の異常な動きのために、便がスムーズに出せなくて便秘になったかと思うと、腸が水分を十分吸収しないうちに排便してしまうので下痢を起こしたりを繰り返します。便秘と下痢を交互に繰り返したり、慢性の下痢が続いたりすることもあります。

過敏性腸症候群は、食後に急にお腹が痛くなるのが特徴です。強い便意をもよすのですが、ウサギの糞のようなカチカチでコロコロした便や細い便しかでません。このため残便感があります。この大腸の煽動運動が強くなりすぎてしまう原因は、ストレスだといわれています。ストレスが自律神経の働きを乱してしまうため、大腸を痙攣させて便秘や下痢を起こしてしまいます。

過労や睡眠不足、職場での人間関係や家庭でのトラブルなど、ストレスの原因は人それぞれです。まずはストレスの原因となるものを取り除くことが先決ですが、原因が分かっていてもそれをすぐに取り除くことは難しいことです。むしろ、ストレスを解消する方法を取る方が早いかもしれません。

まずは身体をよく動かし、よく眠ることが大切です。過敏性腸症候群は、大腸をできるだけ刺激しないことがポイントです。朝起きぬけに冷たいお水を飲んだりして便秘を解消する方法などは、この場合かえって症状を悪化させてしまうので注意が必要です。