食生活の欧米化で増えた便秘

日本は便秘に悩む人口の比率が多い国とされています。

日本人がアメリカ人やヨーロッパ人に比べて便秘になりやすい原因のひとつとして、腸の長さが上げられます。日本人の腸の長さの方が2メートルも長いといわれています。これは長い間の日本人の食生活にあります。日本人の食事は、主食として穀物や豆類を食べ、消化に時間のかかるものが多く、それに対して欧米人の食事は、肉類が主食で消化が短時間で済むものが多いので、腸がそれほど長い必要はなかったためです。

それがここ半世紀くらいで、日本の食が欧米化してしまいました。これはどういうことを示すかというと、日本人の腸が欧米化された食事に対応していかなければならないということです。ところが、そんなにすんなりと腸の方が対応しきれず、高カロリーで脂質の多い食事が日本人を便秘にしているといわれています。
特に日本の女性は便秘に悩む人が本当に多くて、「健康の悩み」ワーストワンといってもいいでしょう。ところが、欧米の女性はあまり便秘に悩む人がいないといいます。

祖先が培ってきた食生活をないがしろにしてきたツケがまわってきているのかもしれません。また、「水」の違いを上げる人もいます。欧米の水はほとんどが硬水です。そして日本の水のほとんどは軟水です。欧米の川はゆっくりと大地を流れ、その間にさまざまなミネラルを含みます。しかし、日本は急峻な山から一気に流れ落ちるためほとんどミネラルは含みません。ミネラルをたっぷり含んだ硬水は腸に刺激を与え、蠕動運動を活発にします。そのため、欧米人は便秘が少ないといわれています。実際に、硬水を飲むことで便秘を解消している日本人も多くいます。