何らかの病気が潜む可能性がある 症候性便秘

便秘は生活習慣や環境の変化などで起きる場合が多く、その原因が解消されることで、治ることがほとんどです。しかし稀に見過ごしてはならない病気のサインである場合があります。このようなタイプを症候性便秘といいます。

たとえば、大腸がんや大腸ポリープといった大腸の病気があると、がんやポリープで腸管が狭くなります。すると、便の通りが妨げられるために便秘の症状が出ます。女性の場合は、子宮筋腫で、病巣が大きくなり、それが腸管を圧迫して便秘を起こす場合があります。

その他にも大腸や直腸の粘膜がただれたり、潰瘍ができたりする潰瘍性大腸炎、クローン病、アフタ性大腸炎、直腸炎などの病気があると、便秘や下痢を頻繁に繰り返します。便の状態も細長い便、リボンのような平べったい便になってきたり、粘液や血の混じった便が出たりしたら、何らかの病気が隠れている場合があります。

症候性便秘を予防・解消するためには

食事内容に気をつけたり、生活習慣の改善をしても頑固な便秘が治らないなど、原因がまったく思いつかない時など、すぐに医師の診察を受けた方がいいでしょう。中高年の人はもちろん、若い人でも便秘の原因が重大な病気である可能性もあるので、すぐにでも原因究明と治療が必要です。