出そうで出ない。慢性タイプの直腸性便秘

便が出口付近まで送りだされてきているのに、もうちょっとのところで、なかなか出てくれない。これが直腸性便秘です。どうしてこうなるかというと、直腸の神経が鈍くなってしまっているからです。直腸に便が送り込まれても便意をなかなか感じることができず、直腸のすぐ上の結腸も便を押し出そうとする蠕動運動を始めてくれないのが原因です。

便秘で長い間腸内に留まっている便は、水分が吸収され、硬くなっています。ですから、コチコチに固まった便がちょうどフタをする状態になってしまって、思い切りいきんでも、ほんの少ししか出てくれません。

直腸性便秘になる原因としては、トイレの我慢です。便意があるのに、朝ゆっくりトイレに入っている時間がなかったりして、排便を我慢することが多かったり、水分をあまりとらなかった場合に多く起こります。また、便秘解消のために完腸を繰り返したりすると、直腸が強い刺激に慣れてしまって、神経が麻痺してしまい、反応しなくなってしまうからです。

直腸性便秘を予防・解消するためには

この直腸性便秘は、若い女性に増えてきている便秘です。この直腸性便秘には、便の量を増やしたり、やわらかくする食物繊維の多い食品を摂ったり、いつもより水分を多めに摂ることも大切です。

そして、便意がなくても、朝食後は必ずトイレに行く習慣をつけましょう。この習慣を付けていけば、だんだんと身体のリズムが整ってきて、便秘も解消されていきます。朝10分でも早起きして、トイレタイムを作るように心がけましょう。もし痔の症状などがあって、痛くてトイレに行くのが億劫だという人は、専門医に診てもらう必要があります。トイレに行くたびに苦しむより、手術をしてもらった方が体のためにはいいでしょう。